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「嫌われる勇気」を読んでみた。”言い訳としての劣等コンプレックス”Part11

こんばんは!しんです(^_-)-☆

 

今日は、売上200万部を超えるベストセラー。ホリエモンも絶賛する

「嫌われる勇気」について記事を書きます!

 

本日のテーマは、「言い訳としての劣等コンプレックス」です!

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皆さん、劣等コンプレックスという言葉をご存じですか?本書では劣等感と劣等コンプレックスについて、明確に違いを提示しています。

 

 

 

 

劣等コンプレックスを説明する前に、本書に出てくる優越性の追求と劣等感について説明します。

 

 

優越性の追求とは

私たちは、常に、自分をより良く見せたい、より良くなりたいと思っています。これをアドラーは優越性の追求と言ってます。「もっといい点数をとりたい。」「もっとお金もちになりたい。」こういった向上したい欲求のことであり、我々は皆持っています。

これに対をなすのが劣等感です。

 

劣等感とは

自分が他人より劣っている感情のことや理想の自分より劣っている時に感じるものも劣等感です。劣等感も使い方さえ間違えなければ、努力や成長の促進剤となります。たとえば、「僕の作る料理はまだまだ未熟だ。だから、もっと努力して美味しいと皆から認めてもらえるものを作ろう。」このように前向きにとらえれば、成長の糧になります。

アドラーは、優越性の追求も劣等感も病気ではなく、健康で正常な努力への刺激である。」と言っています。

 

 

劣等コンブレックスとは

自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態のことと言ってます。例えば、「学歴がないから、成功できない」とか「器量が悪いから結婚できない」という風に劣等感を言い訳に使っている状態を劣等コンプレックスと言います。

劣等感をネガティブにとらえてしまっている状態です。

 

本書では、青年が哲人にこんなやりとりがあります。

 

青年 優越性の追求や劣等感と劣等コンプレックスについてはわかりました。しかし、学歴が低ければ、就職にも不利になり、社会的に低く見られるのは当然のことではありませんか?

 

哲人 あなたのように、本来は何の因果関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるようにして、自らを納得させてしまう。これをアドラーは「見かけの因果律」と言っています。学歴が低いから、成功できないと考えるのはフロイト原因論的考え方であり、アドラーの目的論で考えるならば、成功したくないから、学歴が低いという劣等感を利用していると考えるのです。一歩踏み出し、努力することが嫌なのです。今ある遊びや趣味の時間を犠牲にしてまで、変わりたいという「勇気」が足りないのです。多少の不満や不自由があっても今のほうが楽なのです。

 

 

 本記事のまとめ

・優越性の追求や劣等感は我々皆が持っているものであり、努力や成長の促進剤となる。

・劣等感と劣等コンプレックスは違う

・劣等コンプレックスは劣等感をネガティブにとらえてしまっている状態

 

 

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