しんBlog

初心者ブロガーの奮闘記

人生のバイブル「嫌われる勇気」を読み解く!part3

人は怒りを捏造する

 

哲人 怒りとは一瞬の感情です。ある家で、母親と娘が口喧嘩をしていると、電話のベルがなりました。母親はあわてて電話の受話器をとり、「もしもし」と答えます。その声には怒りの感情がこもっています。が、電話の相手が娘の担任とわかると、声色は丁寧なものに変化し、よそいきの声で5分ほど会話交わし、受話器を置きました。その途端、血相を変えて娘に怒鳴り始めたのです。

 

青年 よくある話ではないですか。

 

哲人 分かりませんか? 要するに、怒りとは出し入れ可能な「道具」なのです。電話がかかってくれば、引っ込めることもできるし、電話を切れば、再び持ち出すこともできる。母親は怒りを抑えきれず、怒鳴っているのではなく、自分の主張を押し通すために、怒りの感情を使っているのです。

 

 

 

怒りは瞬間的に起こる感情だから、すべての怒りが捏造されているとは言えないとは思う。例えば、大好きな彼女がレイプされたら、怒りが沸点に達する。これも捏造なのかと言われら、そうとも思えない。たしかに、怒りという感情で自分の主張を押し通す上司はいるし、怒りを使うとそれが簡単だったりもする。怒りという感情は作れるものであることは理解すべきかな。

f:id:wakuwakutyan:20191128230506p:plain